ながやもんのあるいえ
長屋門は身分や地方により大きさ、形、体裁が違うという。
農村では一般に村役人や地主などの家に建てられている。
中俣の上野家の長屋門は先祖の直作が沼田の豪商に奉公し嘉永3年(1850)に建築したという。
切妻造の11問半と2問の2階建て、中央が門、他は問仕切りし馬小屋、薪とか桑置き場、蚕室など実用面に生かされたという。
壁には昭和24年9月23日の裾花川堤防決壊時の浸水跡が残っていた。
平成13年に改築、梁の良材は再利用し、棟の箱瓦様式は珍しいので復元するなど旧長屋門の素晴らしさを再認識させられる。