きゅうさかもとしゅぞう
江戸後期の創業、当主は代々瀬兵衛を名乗り銘酒「カルカヤ正宗」を醸造す。
醸造季節は10月から3月初旬、用水は干曲川の堆積による砂地内の伏流水、酒は辛口になりやすく高井方面では好評という。
戦後は銘酒も「横綱」に改められ、現在は襲名も酒造も廃止している。
このあたりは布野養水の本流が流れている。
洪水時には八幡川の氾濫によって通行不能の時もあった。
昭和34年9月26日の台風15号(伊勢湾台風)では、道上冠水1m余という。
石垣を高く積んだり石垣と板壁を組合せ冠水防止の景観がみられる。
今は排水機場の設置により被害は少なくなってきたが常に警戒の必要がある。