平成20年5月14日
柳原地区住民自治協議会設立趣意書
本格的な地方分権時代を迎え、市町村の役割がますます増大する中で、現在の市町村を取り巻く環境は厳しい財政状況もあいまって、行財政の抜本的改革を迫られるなど大きな改革の時代を迎えています。
長野市ではこれまで、地域の問題を幅広く取り扱い、行政と住民との連絡調整を担ってきた区長会と各種団体組織がありますが、これらの中には、高齢化の進展や住民の地域への帰属意識の希薄化等により、地域活動の担い手不足が顕在化している地域が出始めてまいりました。
現在柳原地区は、長野市の北東部に位置し千曲川に隣接しており、長野市街地のほとんどの雨水等を、主に南北八幡川の2本で最終処理を行なっております。昔から水害常襲地帯として有名であります。現に一部の田畑が遊水池として黙認されている箇所も有ります。
その中で当地区では地域問題の解決のため区長会を中心とし、各種団体がそれぞれの立場で活動しており、大変スムースな地域運営がされています。
この状態がこれからもずっと続くのではないかとおもえますが、果たしてそうでしょうか。柳原地区も例外ではありません。兆候が見えてからでは遅いのです。
これまでのように、各種団体がそれぞれに活動したり、地域の整備を画一的な行政の施策に委ねるといった、既存のまちづくりの仕組みに限界が見え始めてきました。
これまでに団体長研修や区長会の先進地視察等を重ね、その必要性を研究してきたところですが、市内各地の状況も勘案する中で、区長会として、「柳原地区住民自治協議会準備会」を立ち上げ設立に向け1年間協議検討をしてまいりました。
その結果次の4大項目を作りました。それに向かい いきいき わがまち 『やなぎはら』を発進します。
1 安全で安心して暮らせる災害のない まちづくり。
[防災・防犯・安心・安全・交通に関して]
2 子供から高齢者までみんなが支え合って楽しく、幸せな生活を送れる まちづくり。
[生活・福祉・健康に関して]
3 誇れる文化を育み、自然と共存できる美しい まちづくり。
[環境・教育・文化に関して]
4 地域住民のふれあいが多く、思いやりのある まちづくり。
[コミュティに関して]
ここに地域の特性を生かしながら、総合的かつ柔軟に対応できる組織として、
≪柳原地区住民自治協議会≫を立ち上げます。