こばやしけのおけこうぐ
中俣の旧須坂線沿いの家。
古くから代々桶屋を営む。
明治10年初めの『町村誌』によれば柳原村(布野、中俣)では酒樽・酒桶・味噌桶・風呂桶・手桶・その他の桶などあわせ1,566本製造している。
その頃小林桶屋は全盛であったという。
それから第二次大戦から材料不足、昭和30年代からは合成樹脂容器の発達により需要乏しくなった。
平成14年第八代当主市郎は製作に見切りをつけ工具一つ一つを磨いて整理。
約200点以上自宅に陳列している。
その一部を平成17年柳原文化祭に展示した。
また市郎は昭和54年から数年にかけて空堀池に橋を架け玉石を敷き、多数の灯籠・鶴・蛙・塔の石造を配し、松・槙など植えた庭を作った。