避難所の子どもの居場所づくり

布野地区人権教育研修を12月3日(日)午前10時から布野公民館2階会議室で実施しました。参加者42名。

研修の内容は、災害時の子どもたちの状況や子どもたちに必要な空間の理念、作り方などについて実例や目指す姿などの講義と想定した空間づくりを参加者が検討し、意見を発表しました。
参加者の感想等
・避難所を「大変だ」と漠然と見ていたが、現実の避難所は、様々方々が一堂に会していること。プライバシーが確保なされてないことからより大きなストレスを抱えていること。また、子どもの泣き声などで迷惑をかけたくないとの思いから、車の中で過ごす親子も少なくないことなどの実情を知りました。
・「子どもやさしい空間」の確保は、子どもや親だけでなく、避難場所の他の方々の負担 の軽減や適正な避難所運営にもつながるものであることも実感させられました。
・研修を即実行する機会はないかもしれませんが、「知る、見る、考える」を経験するこ とで、少しでも役立つ行動ができるかもしれない。また、この研修の必要性や重要性を理解しました。

柳原地区特に布野区では「災害=水害」の観念が強くあります。近年、その水害も長雨によるものから、ゲリラ豪雨により短時間で甚大な被害をおよぼすものに変化しております。
また、全国では地震に無縁だった地域でも、突如大地震が発生しております。災害はいつ、どこで発生するかわかりません。当地区でも、南北八幡川の排水機場の整備、上流地域での貯水設備の設置などが行われ、また、永年の要望であった村山橋から矢島橋間の千曲川完成堤防化工事の着工など、対策事業が進みつつあります。
しかし、自然の猛威に完璧な防災は困難です。今回の研修で、私たちにもできる「何か」を知り、それを行うことも減災の1つでもあると強く感じました。
最後に、講師の小野先生、研修にご参加の皆さんに感謝を申し上げます。