5月23日(土)に、恒例の史跡めぐりが行われました。
今年の目的地は、昨年、世界遺産に指定され大きな話題になっている「富岡製糸場」とその周辺施設。総勢41名の皆さんにご参加をいただき、晴天にも恵まれた中、楽しく様々な体験や見学ができました。
柳原総合市民センターを出発した一行がまず立ち寄ったのが、群馬名物「こんにゃく」の全てがわかるという甘楽町の「こんにゃくパーク」。
こんにゃくの製造ラインはもちろん、その歴史やうんちくなどを楽しく学べる事ができる施設です。その他にもこんにゃく料理の試食や買い物もでき、お昼前ではありましたが、ちょっとしたオヤツ代わりになりました。
その後に向かったのが群馬のお弁当として「だるま弁当」と並び称される「鳥めし」の有名なお店「登利平」でのお昼です。
大きな鶏の唐揚げや焼き鳥などの鳥づくしのお料理におおいに舌鼓を打つことができました。
お昼の後は、群馬の菓子店、ラスクで有名な「ガトーフェスタ ハラダ」でのお土産タイムです。
この菓子店は近年急激に成長しているお店で、群馬県内外に20店のお店を持っている菓子店です。その本店「シャトー・デュ・ボヌール」はギリシャの宮殿のような外観。ラスクだけではなく様々なお菓子が宝石店のようなショーケースにディスプレーされて、思わず大量購入されている参加者も大勢見受けられました。ガトーフェスタ ハラダ
最後の訪問地が、本日最大の目的地である「富岡製糸場」でした。
冒頭にも触れたように昨年世界遺産に認定され、連日多くの観光客を受け入れているそうです。当日も多くの観光客が訪れており、世界遺産というブランドの強力さをまじまじと感じることができました。この富岡製糸場は官営工場として明治5年に竣工されたそうなので、まさに日本の工業化の先駆けとなった施設だったのでしょう。工場自体は昭和62年まで実際に操業されていたそうで、この移り変わりの激しい世の中にあって115年間も操業をできた事に感動いたしました。
富岡製糸場を後にし、帰宅の途についたわけですが、隣県でありながら、単なる東京に向かうときの通過点でしかなかった群馬県の新しい産業の動きと、日本の産業の礎となった産業遺産を目の当たりにし、時代の移り変わりと同時に、それぞれの地域の独自性を活かす産業の在り方を考えさせられました。最後になりますが、企画していただいた教養部の皆様に感謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。