健康・福祉部会は、12月16日(土)午前10時から、信濃毎日新聞 特別編集委員の飯島裕一氏をお迎えして「認知症の取材と認知症の母に思うこと」の講演会を開催しました。
飯島氏は、認知症のお母様の介護を、発病初期から看取りまでを介護者家族の視点から、実にわかりやすくお話してくださいました。
認知症の方を見守る家族の心情、身体的負担ははかり知れないものがあります。「母は何も悪くない。認知症という病気がそうさせているだけです」というお母様を思いやる言葉がとても印象的でした。
認知症の方が引き起こす行動や言動に振り回されて、強い口調で怒ってしまったり、時には暴力という場面もあることを耳にします。
強く出れば強く返ってくるということも飯島氏は話していました。とても難しいことですが、認知症の方の立場で考えることが大切と学びました。