小島地域新春教養講座が行われました

小島地域公民館が主催(後援 小島区、小島養水水利会)して、新春教養講座「山国の水害を学ぶ~善光寺地震 その時何が?~」が、平成27年1月11日(日)、小島区公民館で行われました。
講演では、長野県立歴史館客員学芸員 工学博士 山浦直人さんによる、弘化4(1847)年に発生した「善光寺地震」によって犀川が塞き止められ、これによってできた巨大湖の大崩壊が善光寺平に及ぼした水害について、江戸時代の図面に残る生々しい記録や、現代の技術によって解析されたデータを用いた、分かりやすい説明がありました。
当日は多くの区民が参加し、およそ90分の講義でしたが、みな集中して興味深く聴講しました。
特に、昨年11月22日に発生した「神城断層地震」の記憶が鮮明に残るこの時期に、災害への備えや心構えについて専門家からの講演をいただき、有意義な講座となりました。

朝日区長より開講の挨拶

朝日区長より開講の挨拶

山浦先生による講演の様子

山浦先生による講演の様子

:講演終了後、後方に展示された、善光寺地震で犀川せき止め決壊を描いた「信州地震大絵図」上で小島付近を探す受講者。上流は松本城から描かれ、下流は立ヶ花、延徳付近まで描かれている。

:講演終了後、後方に展示された、善光寺地震で犀川せき止め決壊を描いた「信州地震大絵図」上で小島付近を探す受講者。上流は松本城から描かれ、下流は立ヶ花、延徳付近まで描かれている。

「信州地震大絵図」の説明文

「信州地震大絵図」の説明文

「ここだ、ここ!」小島を発見

「ここだ、ここ!」小島を発見

小島まで泥水が押し寄せ洪水であったことが判る。中俣、布野、村山(東村山とある)も確認できる。

小島まで泥水が押し寄せ洪水であったことが判る。中俣、布野、村山(東村山とある)も確認できる。

 講演終了後も山浦先生は個々の質疑に、時間ぎりぎりまで丁寧に説明して下さいました。ありがとうございました。

講演終了後も山浦先生は個々の質疑に、時間ぎりぎりまで丁寧に説明して下さいました。ありがとうございました。