令和7年8月2日(土) 10:00より、柳原交流センター学習室Aにて、講師に長野市総務部危機管理防災課の後藤様をお迎えし、「防災対策について」の講座(長野市元気なまちづくり市政出前講座)を開催しました。参加者16名です。後藤様は、アヤメの里やなぎはらまつりでも 防災グッズ展示で3年間ご支援いただいている方で参加者の中には既に顔馴染みの方もいました。

先ず地震の講義から。世界の地震発生分布図の説明。M6以上の地震は日本が2割を占めているとのこと。直近で能登半島地震の話。耐震化率が低い木造瓦葺の家が多く家屋倒壊が非常に多かったことが特徴。地震発生日が元日であったことから帰省者や旅行客が多く、医療機関や電力会社は休み、地元自治体職員も被災 と悪い条件が重なった災害であった。最後は、今後 長野市で発生する地震について。地震のタイプには2つあり、長野盆地西側断層帯の地震(善光寺タイプ)と糸魚川-静岡構造線断層帯の地震。柳原地区は善光寺タイプの方が被害は大きく、想定される地震規模はM8、震度6弱~震度6強とのこと。ただし、善光寺タイプは200年前に発生し、950年周期と言われている。
最近の地震速報では津波に対する避難指示が目立ちますが、長野は海なし県だからそんなに慌てなくていい と考えているととんでもないことになる ということで地震発生時にとる行動やライフライン途絶に伴う防災備品の備えについて話がありました。
次に水害の講義。激しく降る雨(ひと月の雨量の雨が1・2日で降る)が年々増えてきているという話から、2019年の台風19号 千曲川決壊の話。洪水ハザードマップにも表現されていますが、垂直避難は絶対ダメな地域、家屋倒壊や家ごと流される地域があるのでよく見ておくようにとのこと。地震と違って準備できる期間があるので早めに動くようにとのことだった。また、行政が準備できる避難所や防災用品には限界があるので、過度に行政に頼ることはしないで、自分で考えて行動することが必要とのこと。
以上、短い時間の中で防災についての講義を受けましたが、後藤先生ありがとうございました。
なお 、講義中に面白いアプリがあるからと以下2つのアプリが紹介されました。興味のある方は以下QRコードを読み込んでやってみてください。

