
小島の公会堂西側に十王像が揃っている。享保10年(1725)11月、道林が三界萬霊等(さんがいばんれいとう)に願いをかけて造立したもの。地蔵菩薩は丸坊主で納衣(のうえ)に袈裟をまとい宝珠と錫杖(しゃくじょう)をもっているはず。十王は冠をかぷり道服を着け10人で死者の生前の行為を裁判し、行くべき世界を決める役。なかでも一番大きい閻魔王(えんまおう)ほ最も怖い存在。また衣服をはぎとる奪衣婆(だつえば)、裁判資料を提供する倶生神(くしょうじん)も並んでいる。地蔵菩薩は十王の裁判に死者を弁護し苦しみを救う慈愛ある仏。8月24日には地蔵盆がおこなわれています。
この十王は昭和40年まで県道沿い、消防器具置場西隣りにありました。
● 十王像と地蔵菩薩 近辺の地図
